世代交代の時。新たな相棒「MacBook Pro 13インチ」を購入しました
ついに世代交代の時。
先日、約2年使ったMacBook 12インチ(2017)から先日発売されたMacBook Pro13インチ(2020)に乗り換えました。
動画時代、ややパワー不足を感じる12インチ
前回、旧世代のMacBook Pro13インチからMacBook 12インチを乗り換えた際にも自身のライフスタイルの変化が理由と書きましたが、更に2年経過した今は更に変化。
購入当初はテキスト+写真編集、簡単なバナー、サムネイルなどのデザイン製作がメインの使用用途でしたが、最近はそこに”動画”であったり、複数のツールを組み合わせた高度なデザイン制作などが加わりました。
またコロナ渦では、オンライン中心になったこともあり、ビデオ通話しながら同時並行で作業をすすめる機会も。
これがまたメモリをごりごりと食う作業でして、そうした際に「12インチだと、少しパワー不足かな…」と感じる機会がぽつぽつと。
12インチはモバイル性に特化しているものの、コロナによる社会情勢の変化で自宅で作業する機会が増えたこともあり、多少重く、大きくなったとしてもメインマシンのパワーを上げるための決断として乗り換えることに。
学生生活、就活、個人での活動、この12インチといろいろ乗り越えたのでなかなか寂しいですが、Apple公式からもディスコンされてしまい、いよいよ世代交代の時。本当にお疲れさまでした。
MacBook Pro13インチ (2020) CTOモデル
事前情報では14インチが出るかも?なんて噂もありましたが、結局かなり順当なアップデートがなされた登場したMacBook Pro13インチ。当然16インチの方が高スペックになりますが、持ち運び・を考えると13インチ一択。
その上で大きく上位下位で2モデル。下位モデルはポートが2つ搭載で、グラフィックカードやRAMの容量、プロセッサーの世代がやや劣るため、Proを冠していながらもAirの上位モデルに近いスペック。
できる限り良いモノを長く使う、というのが僕のスタンスなので、今回はストレージ以外をマックスでカスタマイズしたCTOモデルを購入。最新のインテル第10世代Coreプロセッサーを搭載し、RAMも最大32GBまで引き上げた、13インチ最強モデルです。
MacBook Pro 13インチ(2020) | |
プロセッサ | 第10世代の2.3GHzクアッドコアIntel Core i7プロセッサ(Turbo Boost使用時最大4.1GHz) |
メモリ | 32GB 3,733MHz LPDDR4Xメモリ |
ストレージ | 1TB SSDストレージ |
MacBook 12インチと比較
せっかくなので、手持ちのMacBook 12インチ(2017)と比較してみました。あまり多くはないでしょうが、購入を検討されている方は参考までに。
サイズ感
1インチの違いですが、さすがに一回り大きく、ずっしりと重みも感じます。重さでいうと約500gくらい重くなっているはずなので、カバンの中身も軽くしていきたい。
12インチは手前に向かって、薄くなっていく形状でしたが、Proは直線的なデザイン。タイピングしたときにずっしりと安定感があるのはProですね。
MacBook Pro 13インチ(2020) | MacBook Pro 12インチ(2017) | |
高さ | 1.56 cm | 0.35〜1.31 cm |
幅 | 30.41 cm | 28.05 cm |
奥行き | 21.24 cm | 19.65 cm |
重量 | 1.4 kg | 0.92 kg |
ポート
基本的にはUSB-Cポート一つでも使用に差し支えることは少なかった。ただ、ハブを介した場合でも複数のC端子接続は難しい場合が多いので、充電しながら、カメラの画像を取り込むという作業は同時並行ではできなかった。
また、カフェなどに入った際、机と電源の位置関係上、右側からしか充電できない場合も時折あり、やはり端子は左右に一つづつは欲しいところ。そういった観点でいえば、Proは左右に2つずつ搭載されているので申し分なし。
またProはThunderbolt 3に対応している。12インチは外部のeGPUを利用することができなかったが、Proでは使用が可能になり、グラフィック系の作業に強くなりました。
ディスプレイ
ディスプレイはこんな感じ。さすがに12インチと13インチでは大きく違いますね。特に屋外に持ち出した時、小さめのテーブルに置くと「あれ、なんか狭いな?」と感じます。
自宅では外部モニターを使用していますが、持ち出すときは必然的に単体での使用になるので、こちらの方疲れにくいですね。ベゼルの幅はあんまり変わっていないので、その辺りが狭くなるともっとありがたい。
Touch ID/指紋認証
キーボード右上には電源ボタン兼Touch ID。正直、これはめちゃめちゃ便利でした。スリープからの復帰時、新規アプリケーションのダウンロード時など、しばしば求められるパスワード入力を一瞬でスキップできるのは大きいです。
Touch Bar
一方、まだいまいち使いこなさせていないのがTouch Bar。これまでは物理のファンクションキーでしたが、こちらが置き換わりました。正直ディスプレイの輝度、音声のボリューム調整くらいしか利用できていないので、今後使い方を模索していきたいところです。
キーボード問題に終止符
個人的に最も大きな変更点だったのが、キーボード。今回のMacBook Pro13インチでは、2015年以降採用されていた「バタフライキーボード」がいよいよ廃止され、シザーキーボードに。
(上:バタフライ/下:シザー)
バタフライキーボードはMacBookシリーズ全体の薄型化を進めたのですが、独特の柔らかい打鍵感が苦手という人も多く賛否が分かれるキーボードでした。
僕自身は、慣れればさほど気にならなかったものの、一足先に発売されたシザーキーボード採用のMacBook Airを店頭で試したところ、やはりシザーの打ち心地にはかなわないと実感。この変更が購入を大きく後押ししました。
必要なことは、全てこの1台で
WordやExcelの資料作成から、PhotoshopやIllustratorを用いてのデザイン作成、Lightroomでの現像、Final Cut Proでの動画編集。仕事からプライベートまで含めると、求められる作業は広範囲。筐体は少しばかり大きくなりましたが、僕にとってこれらがストレスなく行えることが最も重要なので、この買い替えは非常に満足いくものになりました。
大学生活も残り1年をきり、時間と場所にしばられず自由に色々と挑戦できる最後の期間も残りわずか。こんなご時世ではありますが、このMacBook Pro 13インチと共に最後にもう一あがきしていこうと思います。
関連:12インチも名機です
一つだけ補足しておきたいのですが、僕はテキスト作業がメインであれば、未だに12インチこそラインナップの中で最も優れたマシンだと思います。1kgを切る軽さ・無駄を削ぎ落としたコンパクトさは、まるで自分の身体の一部になる感覚を持てます。
今後新たな生産はないと思いますが、しばらくは量販店の在庫や公式オンラインの整備品等で入手できる機会はあるかと思いますので、ぜひ新たなマシンを探している方は一度チェックしてみてください。
関連:あのスリーブも再び
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