コーヒー・テクノロジー・デザインの融合。原宿カフェ「dotcom space Tokyo」
Connecting the dots.
これは、Appleの創業者スティーブ・ジョブズが行ったスタンフォード大学卒業式でのスピーチで用いられた有名なフレーズ。ビジネス書なんかで見かけることも多いので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
直訳すると「点と点をつなぐ」となりますが、これは自身がまだ若かったころ、大学の講義に潜り込んで学んだカリグラフィーという点と、後にMacintoshを開発するという点が後に結びつき、現在のMacに搭載されている美しいフォントにつながっという話にもとづいています。
解釈は人それぞれですが、一見なんの関係もないように見えることが、長い人生のあるタイミングで結び付き合い大きな結果をもたらす。そのためにも、後先のことを考えるのではなく、まずは目の前の一つひとつにことに徹底的に向き合うべき、そんなふうに僕は捉えています。
原宿「dotcom space Tokyo」
原宿駅から徒歩5分ほど、竹下通りを進んで行き、少し入り組んだ小道を中へ中へと入っていくと、住宅街の一角になにやら人が集う場所が。
看板を頼りに階段を降りていくと、コンクリートを基調とした無機質で広々とした空間が広がっていました。
今回訪れた原宿のカフェ「dotcom space Tokyo」。
コーヒー・テクノロジー・デザインの融合
店内に入ってみると、奥行きのある広々とした空間が。席数も58席と、都心のど真ん中でここまでゆとりのあるカフェは少ないですね。しかも原宿ならなおさら。
運営元のdotcomは、中国・北京に拠点にテクノロジーを用いた商品企画やデザイン、コンサルティングを行う企業。北京とサンフランシスコでカフェやベーカリーを展開しており、こちらは日本初の店舗。
多くの人に愛される「コーヒー」というツールを軸に、様々なジャンルの人々(点=dot)が、つながり、新たなクリエイションを生み出すハブとして機能する空間となっています。
実際にこちらを貸し切ってイベントを開催することも可能、加えて有料で借りられる会議室もあるとのこと。打ち合わせの場所でここを指定されたらめちゃめちゃ気分上がりますね。いつかやってみたい。
屋外にはテラス席。
店内のインテリアには、石巻工房の家具を採用。このスツールはの為に「dotcom space Tokyo」に制作されたオリジナルだそう。無機質な地下の空間に、まるで青空を感じさせる水色がアクセントになっていますね。
テクノロジーという点でいうと、バリスタの動きを忠実に再現する全自動のドリップマシンも導入されているとのこと。この日はバリスタの方が一杯一杯淹れていたので、使われていないようでしたが、ちょっとみてみたいです。
店先にはコーヒー関連のグッズや書籍などが充実。
このTシャツのイラスト可愛いなぁ、ちょっと買うか迷いました…次回来た時もあったら買おうかな。
爽やかな酸味が感じられるコーヒー
この日は本日のコーヒーにカリカリに焼かれたワッフルを注文。浅煎りですっきりと酸味の感じられるコーヒーに、程よい甘みのワッフルがよく合いますね。
人混みの多いで原宿では貴重なゆっくりと寛げる空間。この日も気づけば、2時間近く話し込んでしまいました。
店舗情報
店名 | dotcom space Tokyo(ドットコムスペース トーキョー) |
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住所 | 東京都渋谷区神宮前1-19-19 エリンデール神宮前 B1F |
営業時間 | 10:00~19:00 / 不定休 |
公式サイト | dotcom space Tokyo |
備考 | Wifiあり(レシートにパスワード記載) |
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