コーヒーのワンダーランドが中目黒に。 「スターバックス リザーブ ロースタリー 東京」
コーヒーのワンダーランドが中目黒に。
日本全国、いや世界各地にコーヒーと、何よりも居心地のよい空間を提供してくれるスターバックス。
僕はなかなか家では作業がはかどらない人間なので、よくカフェを利用するのですが、都心なら比較的どこの駅周辺でもあり、Wi-Fiと電源が確保されている、なおかつキャッシュレス対応、こんなに安心感を覚えるカフェは他にありません。
「とりあえず、スタバ行こ」、そんなふうに言える唯一無二の存在です。
さて、そんなスターバックスですが、先日、ご紹介した中目黒に新たにオープンするの日本旗艦店「スターバックス リザーブ ロースタリー 東京」がついに2月28日、グランドオープンを迎えるということで、僕も朝から遊びに行ってきました。
リザーブロースタリーがどんなものかについては、以前書いたこちらを読んでみてくださいね。
想像を遥かに超えるエンターテイメント性、目移りするばかりの映える光景がそこに。
関連:中目黒に新たな名所がまた一つ。2/28 “特別な”スタバがオープン
スターバックス リザーブ ロースタリー 東京
中目黒からおおよそ徒歩10分ほど。目黒川沿いを進んでいくと見えてくるのが、お目当てのスターバックス リザーブ ロースタリー 東京。
9:00 – 店舗前には人だかりが
混雑が予想されるため、朝の7時から入場できる優先入場チケットが配布されていましたが、残念ながら当選せず。なんでも一日200人の枠に対して数万人から応募があったとか…
なんだかんだ、行ってみたら普通に入れるんじゃないかなぁ、とも思っていたのですが、どうやらそんな考えは甘く、雨の中かなりの混雑。
いいですか、これ平日の朝ですからね。普段ではあるまじき人の量です。
9:05 – まずは整理券を受け取る
スタッフの案内によると、整理券を受け取ってお待ち下さいとのことだったので、ひとまず整理券をもらうことに。
なんと、わざわざ発券する施設も用意されています。(店舗の真横です)なんて用意周到なんだろう…施設内では待機しないように言われるので、発券は思いのほか、すぐに終わりました。
9:30 – カフェで待機
1時間以上は待ちそう、という情報を得たので、ひとまず近隣のカフェで待機することに。カフェ待ちのカフェ。
整理券にはQRコードが付いており、読み込むとLINE@やメールで残りの組数と、順番が来たらアナウンスしてくれるのは便利ですね。
9時過ぎに券を受け取り、9時38分時点で残り334組ほど。
11:00 いよいよ待機列へ
結局、11時過ぎにアナウンスがあり待機列へ移動。10分ほどすると店内に入ることができました。
だいたい2時間ほど待った感じなので、今後行かれる方は、時間に余裕を持ったほうが良さそうです。
隈研吾が手がける「和」と「コーヒー」の融合
入るとまず、目に飛び込んでくるのは 1階から4階まで突き抜ける長さ17メートルにもおよぶ銅製のカッパーキャスク(焙煎装置、豆の貯蔵タンク)。
リザーブ ロースタリー 東京は、店舗全体がこのピンクゴールドに近い“銅(カッパー)”の色味が基調となっており、優しくも高級感のある佇まい。
カッパーの周りには、目黒川の桜をイメージした花びらの装飾も。ひらりひらりと美しい。
天井のデザインは「折り紙」をモチーフにしているそう。
1階 – メインとなる「STARBUSCK RESERVE」
1階部分は、メインとなるSTARBUSCK RESERVEは、まさにコーヒーの世界を堪能する為だけに作られた空間。
熟練のバリスタによる抽出、大きな焙煎機、イタリアのベーカリーによる焼き立てのパンたち。そのどれもが一杯のコーヒーを引き立ててくれます。
店内で生豆から焙煎、抽出まで
入り口右手奥に見えるのが、店名にもある巨大なロースター(焙煎機)。一定の周期でぐるぐると豆がかき混ぜられていく様子はなかなか貴重な光景。
ここで焙煎されたコーヒーはもちろんリザーブ ロースタリー 東京でも飲めるほか、数日間、一般の店舗でも「東京ロースト」として販売されています。
ちなみにこの文章を綴りながら飲んでいるドリップコーヒーも東京ローストのもの。味の違い、は正直なところわかりませんが、どこか特別な感じがします。
豆も買えます
こちらは豆の量り売りコーナー。店内で焙煎された豆を購入できるのは、このリザーブ ロースタリーだけ。
その時々に合わせた豆が、10種類程度並びます。ちょっと人が落ち着いてきたら、僕もオススメを聞いて買ってみようかな。
熟練のバリスタによるコーヒー
いろいろと興味をそそる部分は多いですが、やはりメインはバリスタの淹れてくれるコーヒー。
クローバーブリュー、MODBAR プアオーバー、コーヒー プレス、ケメックス、サイフォン抽出…確かな知識と腕を持つバリスタたちが、豆の特性に合わせた抽出方法で、豆の風味を最大限に引き出します。
当日も多くの方がスタッフの方とコミュニケーションを楽しみながらコーヒーを楽しんでいました。これは、対面のバー形式だからこその楽しみかもしれませんね。
当然、プロなのでコーヒーの知識は申し分なし。コーヒーを飲みながら、少しだけ博識になれそう。
プリンチ ベーカリー
楽しめるのはドリンクだけではありません。イタリアの老舗ベーカリー「プリンチ」がこのリザーブロースタリーに日本初上陸。
ペストリー、サンド、フォカッチャなど、コーヒーと共に焼き立てのパンも同時に楽しむことができます。
非常にバリエーション豊富で、この一角だけでもパン屋のような雰囲気。ここで朝ごはん食べるのとかも良いなぁ。
2階 – 紅茶の旅へ誘う「TEAVANA」
2階へ登ると、コーヒーから打って変わって、紅茶の世界が一面に広がります。
世界各国から集められた茶葉を独自にブレンド。海外のものだけではなく、日本の煎茶や玉露、玄米茶なども。
注文すると、スタッフさんが一杯ずつ丁寧に抽出してくれます。
紅茶にぴったりのフードがこちらでも合わせていただけます。
フードペアリングやマリアージュとも呼ばれるように、単品での楽しみではなく、食と合わせての提案もしているのが素敵です。
3階 – カクテルバー「ARRIVIAMO」
3階は、おしゃれなバー「ARRIVIAMO(アリビアーモ)」を中心としたフロア。こちらは、ビールやワインなどのアルコール類も扱っており、コーヒーや紅茶を使ったカクテルも。ノンアルビール(スピッツフリー)のメニューもありますよ。
11時頃まで営業しているので、こちらは夜に来て夜景をみながら一杯やりたいですね。
コーヒーカクテルとパンでランチタイム
1時間ほどかけて店内をぐるぐると巡っていたら、お腹が空いてきたので、3階のバーでお昼をいただくことに。
通常の店舗とは異なり、自由に席を取るシステムではなくレストランのようにスタッフが席まで案内し、注文を取ってくれる形式です。
店員さんにオススメを伺い、パンをいくつかとコーヒーのカクテル(ノンアルコール)を注文。
僕は、このリザーブ限定の「中目黒ウェイ」を注文。水出しコーヒーをベースに炭酸を効かせた刺激的なカクテル。酸味が確かにあるんですが、まったくいやらしさのないフルーティーな旨味を感じます。
一緒に訪れた堀口さんは、「オレンジコーヒートニック」を。水出しコーヒーとオレンジジュース、トニックウォーターをブレンドしたノンアルコールのカクテルです。
ちょうどお昼時だったので、パンもいくつかあわせていただきました。こちらも美味しい。ちなみに合計は2人でおおよそ5000円くらいでした。
4階 – AMU INSPIRATION LOUNGE
地域住民の憩いの場や客同士の交流を目的として設置されたAMU INSPIRATION LOUNGE。ちなみにAMUは日本語の編む(あむ)に由来しているそう。
椅子も多く、購入したコーヒーやフードを持ち込みながら、ゆったりとした時間を過ごすことのできるスペースですね。見晴らしも良いので、個々で作業したら捗りそうだなぁ。
PCで作業しながら、なにやら談笑している人々も。広々とした空間ですし、クリエイティブな人が集まる街ですから、こういった場で何かが生まれることもあるかもしれませんね。
PREMIER TRAINING CANPUS
ラウンジを置くに進んでいくと、スタバでよく見かける機械が並ぶスペースが。
こちらは、PREMIER TRAINING CANPUSといって、バリスタ育成やスペシャルティコーヒー協会(SCA)のトレーニング施設になる予定のようです。
目黒川を望む絶景のテラス席
この日はあいにくの雨で、テラス席は利用できませんでしたが、真横には目黒川。もう少しすると、コーヒー片手に桜を見ることもできそう。人がごった返すのは想像に難くないので、ここはまさにお花見の特等席ですね。
行列必至の限定・オリジナルグッズも
店内でもとりわけ混雑していたのがオリジナルグッズの販売スペース。
お店から出てくる人たちが皆さん、大きな紙袋を持っていたので「なんだろう…?」と思っていましたが、どうやらこちらのようです。納得。
1Fの入り口右手を中心に今回のオープンに合わせて販売された限定グッズたちがずらりと並んでいました。
一アイテム、一人一個までの購入制限が設けられるほどで、購入する人の長い列が店内に。
まっくろくろすけなダルマ。
キャニスター。
桜色のお皿。
けん玉。
ブランドとのコラボアイテムも
オリジナルグッズの他にも、BALMUDAやBEAMSなど、錚々たるブランドとのコラボレーションアイテムたちも販売されていました。
BALMUDAの電気ケトルもカッパー色に。かなりかっこいいので、ちょっと欲しい。
イッタラ×イッセイミヤケのアイテムたちも。今回紹介した他にも沢山のグッズが店内、ところせましと並んでいますので、ぜひ気になる方は店舗にてご確認を。
スタッフの接客がすごい
とりわけ、心に残ったのがスタッフの方々の接客。
各店舗の精鋭たちが集っていることもあり、素人目にも「あ、すごい」と感じる“心地の良い”接客で我々をもてなしてくれます。
オープン日ということできっと忙しいであろう中でも、目が合うと、カメラを向けると笑顔をこちらに返してくれます。
なんなら「ぜひ、撮ってシェアしてくださいね」なんてありがたいお言葉も。
映える内装であったり、商品があることはSNS全盛の昨今、極めて重要な要素となりつつありますが、こういったスタッフたちの存在が、「シェアしたい」気持ちがより一層高めるのだなぁと感じます。
オープンから一週間足らずでInstagramには数千件の投稿が。すごい…
コーヒーの価格は入場料
巷では「1200円のコーヒー?高すぎる…」なんて声も聞こえてきます。。確かにコンビニなら100円ちょっと、通常のスタバの店舗でも300円くらいだせばコーヒー一杯を飲むこと自体は可能。
しかし、行ってみた感想としては決して高くはないのかなと感じました。(結局2人で5000円くらい使いましたが)
質の高い接客、焙煎をはじめとする豪華な内装、春には桜を眺めることのできる高立地、コーヒー一杯にお金を払う意識ではなく、スターバックス リザーブ ロースタリー 東京という一つのエンターテイメント施設への入場料と考えれば、決して高くはないのでしょうか。
スタバの掲げる「サードプレイス」というコンセプトをまさに体現した店舗。なにはともあれ、とりあえず一度訪れてみることをオススメします。きっと驚きが待っているはず。
動画でも
店内の様子をより詳しく知りたい方は、一緒行った堀口さんのYouTubeチャンネルで動画が公開されているので、合わせてチェックしてみてくださいね。
店舗情報
店名 | スターバックス リザーブ ロースタリー 東京 |
---|---|
住所 | 東京都 目黒区 青葉台 二丁目 19-23 |
アクセス | 池尻大橋駅/東口(東急田園都市線) 徒歩14分 中目黒駅/出入口(東急東横線、東京メトロ日比谷線) 徒歩14分 池尻大橋駅/南口(東急田園都市線) 徒歩14分 |
営業時間 | 7:00~23:00、ラストオーダー22:30 |
定休日 | なし |
SNS等 | Instagram:@starbucksreserve_tokyo |
おまけ:海外リザーブ ロースタリー も気になる
今回は日本で初上陸のリザーブ ロースタリーを訪れましたが、海外にも現在4店舗ほど、出店されています。
それぞれの街に合わせて、内装も違うそうなので、いつか行ってみたいなぁ。
スターバックス発祥の地、シアトル。
上海。
ミラノ。
ニューヨーク。
ちなみに世界6店舗目は、アメリカのシカゴにできるそう。海外旅行で行かれる方はぜひ。