アンティークウォッチの趣をもっと手軽に。「VAGUE WATCH CO. × Makers」の腕時計

僕は人と会うとき、つい手首に注目してしまいます。それはどんな腕時計を身に着けているから知りたいから。とはいえ、腕時計を身につける人は年々減っているそう。実際、僕と同年代の友人も着けていない人の方が多いかも。

時間確認をするだけであれば、スマホひとつあれば良いですし、利便性を追求するのであればApple Watchのようなスマートウォッチだってあります。特別なシーンを除けば(特にプライベートにおいては)もはや必要のないアイテムと言っても、決して過言でないかもしれませんね。

それでも、こんな時代に“あえて”腕時計を身に付けることは、きっとその人なりのこだわりや姿勢がそこに詰まっていると思うのです。

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VAGUE WATCH CO. × Makers

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そして今回、僕も新たに一つ腕時計を購入しました。それがVAGUE WATCH CO.と MAKERSのコラボレーションによって製作された「FLUID」というモデルの腕時計。腕時計を買うのも久しぶり。

「VAGUE WATCH CO.」はもともとアンティーク時計のディーラー・コレクターだった吉田真幸氏によって立ち上げられたブランド。アンティーク時計をもっと気軽に利用できるようにと、1900年代前半のロレックスを中心に“名作”と呼ばれるモデルのオマージュ時計を数多くリリースしています。

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本家へリスペクトが感じられる精巧な作りと、細部まで施されたエイジング加工は、世界のアンティーク時計ファンからも高い評価を得ていることでも知られ、僕はよく立ち寄る1LDKの店舗で見かけて存在を知りました。

ここのところは腕周りにシルバーアクセサリーを身につける機会が多かったのですが、久しぶりに腕時計もいいな、と思っていたタイミングで日本のレザーシューズブランド「MAKERS(メイカーズ)」とのコラボレーションモデルが発売されることを耳にして、予約購入しました。

小ぶりなフェイス

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全体的な造りは、VAGUE WATCH CO.の「Coussin(クッション)」がベースになっており、ヴィンテージ腕時計特有のコンパクトな造り。現代だと40mmを超える時計も珍しくないですが、ヴィンテージだと32mm、34mmあたりが主流ですね。

Coussin自体が1920代に発売されたロレックスの防水時計「オイスター」をサンプリングしたモデルになっており、その名前の通り、ケース本体がぷくっと膨らんだクッションの形をしている点が特徴。

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背面には今回のコラボレーションの証として「VAGUE WATCH CO. for MAKERS」の刻印が刻まれています。通常コラボモデルって、表面に大きくロゴが入っているものがほとんどだと思うのですが、このさりげなさが良いです。

光沢を放つコードバンのベルト

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時計本体だけでなくベルトも今回の注目ポイント。レザーシューズブランドとのコラボということもあり、実際に「MAKERS」の革靴で用いられているHorween社のSHELL CORDOVANを採用。

ステッチング幅も革靴に近づけ、厚みや形状に徹底的にこだわって、熟練の職人が一つひとつ丁寧に仕上げたベルトは、単体でも非常に価値がある逸品に。

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裏面には、あえてガサッとしたコードバンの銀面を用いることで、艶やかなコードバン面とのコントラストがより引き立つ仕様に。

手首に“品良く“装飾を

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実際に手首に巻いてみました。僕自身、成人男性にしては手首が細い方なので大きめの時計を着けると、華奢な感じが際立ってしまうのですが、このサイズの腕時計なら自然に身に着けられます。

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デザインも今回のコラボに合わせて変更されており、デザイナーの愛車である「ポルシェ911」の内装として付いているアナログ時計から着想を得たものになっているそう。

ボディはブラックと鏡面仕上げのシルバーのツートン。文字盤はブラックをベースに、時針、分針をホワイトに。全体的にモノトーンに仕上げた中、秒針だけオレンジにすることで良いアクセントになっています。

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そしてベルトは光沢を放つコードバン。まだ着け始めなので固さが残っていますが、今後ますます身体に馴染み、より一層輝きをましていくでしょう。

決して奇をてらったような派手さはない。でもどこか、“普通”とは異なる趣をもった腕時計だと思います。

普遍的なファッションアイテム

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先述したとおりですが、時間を確認するだけであればスマホで十分。しかし、やはりスマホで完結することができないのは、やはり時計に装飾性があるからだと、身につけていて感じます。

女性と比べ、制約が多い男性のファッションはどこか画一的になりがちで、どこかにアクセントを加えたくなりますが、リングやピアスなどは人やシーンを選びますから、やはり腕時計こそ普遍的なファッションアイテムだと再確認。

もちろん、資産として価値が高い高級時計や本物のヴィンテージ時計もいつか手にしてみたい気持ちはありますが、私のような20代前半の若者が身につけるには、まだ不相応でしょう。

そんな若者にも、生粋のヴィンテージ時計マニアにもハマるVAGUE WATCHの時計は、ぜひ一度皆さんにも身につけてほしい。着けるとすんなりと馴染む、不思議な時計です。

VAGUE WATCH CO. 公式サイト

makers × vague watch  fluid – encinitas

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関連:バングルも便利ですよね

腕時計の他に身につけることが多いのがバングル。FACTOTUMから定番リリースされている真鍮のバングルは、手頃かつ程よい装飾性なので、オススメです。

僕の右腕にそっと佇む真鍮の腕輪

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