3mm、89gで視線を上げる。フィットするPCスタンド「MOFT」
自宅に帰り一息つくと、PCを持ち出してカフェに行く。そんな生活を週2,3回送っています。
お店に行くと同じようにPCを目の前にパチパチと作業に励む同士たちがいるのですが、そんな姿を見てふと思ったんですよね「あ、みんな姿勢悪いなぁ」と。
もちろん、よくよく考えてみると自分も例外ではなく、PCを使い始めてから、首の負担を如実に感じるようになりました。どうしても、背筋を曲げて、首をぐっと前に出して、ディスプレイを覗き込む姿勢になりがち。
慢性化してしまう前にここらで手を打っておこう、そんな風に思い、しばらくの間「kickflip」というノートPCスタンドを使用していたのですが、今回海外のクラウドファンディングで面白いスタンドを発見したので、支援してみることに。
おおよそ3ヶ月ほど経って手元にやってきたので、皆さんにも紹介しますね。
ノートPCスタンド「MOFT」
薄型ノートPCスタンドである「MOFT」は、海外のクラウドファンディングサイト「Kickstarter」発のプロジェクト。
既に終了していますが、計32000人以上の支援者から92万ドル以上を集めていることからも注目度の高さが伺えます。すごい。
“Good design is invisible”のコンセプトに、貼り付けていることが見えないくらい薄いデザインが特徴。
カラーはMacBookに合わせたシルバー・スペースグレー・ゴールド・ローズゴールドの4色展開。僕はスペーグレーを選択しました。
軽くて、薄い一枚の「板」
パッケージを開くと、中に一枚の「板」が。見た目にいわゆるPCスタンド感はあまりないですね。
PU素材にとファイバーグラス採用し、薄くても強度が保たれた仕様。写真から、勝手に起毛感のある素材なのかな?と思っていたのですが、そんなことはなく表面はザラザラとした感じです。
裏面は貼り付けの粘着テープ。一応何度か貼り直しもできるそうなので、デバイスを移行する時も安心。
机に触れる面はエンボス加工が施されているので、滑りにくい仕様になっています。
これまで使っていたのは「kickflip」
ちなみに、これまで僕が使用していたのは、Blueloungeの「Kickflip」というPCスタンド。
当初は疑心暗鬼で購入しましたが、角度をつけることでここまでタイピングが楽になるのかと感動。その後毎日MacBookに貼り付けて持ち運んでいます。
また、MacBookはファンレス構造ゆえに、熱を持ちやすいのですが、排熱を促すためのエアスペーサーとしても活躍してくれます。
そんなkickflipですが、使い続けている中で若干の不満点も。
実はkickflip、MacBook 12インチ用は販売されていないため、MacBook Pro 13インチ用をちょっと無理やり使用していました。支障は特にないのですが、ちょっと見かけが不格好なんですよね。
もうひとつは、厚み。これでも薄い方ではありますが、僕の使用している国立商店のレザースリーブはタイトな作りなので、ぽっこりとアタリがついてしまいました。
kickflipとMOFTを比較
せっかくなので、kickflipとMOFTを比較してみます。横幅は、MOFTの方が短いですね。構造がそもそも異なりますが、面積的には圧倒的にkickflipの方が小さい。
Kickflip |
MOFT |
|
素材 |
プラスチック |
PU,ファイバーグラス |
サイズ |
55 x 232 mm |
170 x 224 mm |
厚み |
6mm |
3.04mm |
重量 |
68g |
89g |
写真だと若干伝わりづらいのですが、MOFTはkickfipの半分程度の厚み。
手元にあった500円玉と比較してみます。ほぼ変わらない程度、もしくはMOFTの方がちょっと薄いですね。この薄さならケースの収まりも良いですし、持ち運びでも苦にはならないでしょう。
角度は2段階に調節可能
使い方は簡単。折り目に沿ってサッと後ろ側にスタンドを起こしてあげるだけ。
MOFTは角度を2段階で調節可能。好むや使用シーンに合わせて変更できるのは嬉しいポイント。
25度 – high-lifting mode
パタンとスタンドを起こすと高い角度に。25度の角度で8cmの高さになります。
横からみるとこんな感じ。個人的にですが、これはタイピングするにはやや高いです。
資料をみんなで観たり、動画視聴する際など、ディスプレイメインで使用する場面では便利かも。
15度 – low-lifting mode
MOFTの文字が刻印された面を手前に引き出しながら、折り込むと低い角度のモードに。角度は15度で高さは5cmに。
25度と比べると、一段階低く。ほどよい角度でキーストロークが軽やかに。
ただ、25度は15度に比べると若干グラつきが増すので、そこがいまいちですね。ここが改善されれば、特に言うことなしです。
iPadでも使えました
本来の用途は今回ご紹介したようなMacBookを始めとするノートPC用ですが、サイズ感的にいけそうだったので、試しに僕のiPad Pro 10.5インチにも装着してみました。サイズ的にはギリギリですが、なんとかカメラと干渉せずに貼れました。(排熱的にはあまり良くなさそうですが)
もともとiPad Proはペンシル使用ありきで購入したのですが、本体が固く厚みがあるためか、どうにも平面だと書きづらいのですよね。ここが紙にペンで書くのとは大きく異なる点かもしれません。
本来の用途と異なるので、筆圧を高めると若干たわみがありますが、これ非常に書きやすいですね。なかなか良い感じ。
カメラ周り、フラッシュにも干渉しません。iPadは、iPhoneと同じくレンズ部分が出っ張っているのですが、貼ることでフラットに。重くなるので、わりとケースを付けずに持ち運ぶことが多いのですが、これでもいいかも。
Smart Keyboard Folioを付けたままでも使用できました。もうひとつ購入して、しばらくこの運用をしてみようかなと思っています。
負担を軽く、身体を労る
姿勢の良くない状態で何時間もタイピングし続けることは、間違いなく私たちの身体を狂わせます。ほんの少しのことかもしれませんが、こうしたアイテムを取り入れて、身体の負担を取り除いてあげる努力を惜しまないようにしたいものですね。
合う合わないは、あるかもしれませんが、パソコンで作業される時間が長い方はPCスタンドを一度試してみるべきだと個人的に思います。
追記:Makuakeでクラファンスタート(終了しました)
現在、MAKUAKEでプロジェクト実施中。支援額がはやくも1000万円突破…!すごい。支援を考えている方は、ぜひプロジェクトページも覗いてみてくださいね。
姿勢が楽!PCと一体化!世界最薄クラスのノートPCスタンド「MOFT(モフト)」 – Makuake
関連:MacBook 12インチ
僕が毎日使用しているMacBook12インチ。小さく薄い筐体に機能がギュッと詰まった僕の相棒です。