革の温もりでMacBookを包み込む。国立商店のブライドルレザースリーブ
僕は新しいモノ好きなので、基本的に同じアイテムを二度買うことはありません。つまり、買い直すということは、それほど気に入る逸品を見つけられたという証でもあります。
先日、手持ちのラップトップをMacBook12インチからMacBook Pro13インチに新調したのですが、同時にスリーブケースも買い直す必要が。色々と物色した結果、選んだのはやはりあのレザースリーブでした。
国立商店「職人が作るレザースリーブ for MacBook Pro13インチ」
MacBook 12インチを約2年ほど使い倒し、周辺アクセサリーに関しても色々と使ってきたのですが、「それ、どこのですか?」と聞かれることが多かったのが一緒に愛用していた国立商店のレザースリーブ。
当時に比べると、他社からもレザースリーブは発売されるようになりましたが、もう一度同じモノを選びました。そんな商品にである機会はそう多くないので、非常に幸せなことですね。
ブルームに覆われた堅牢なブライドルレザー
スリーブに使用されているのは、イギリスの老舗タンナーであるThomas Ware & Sons(トーマスウェア & サンズ)社が手掛けたブライドルレザー。表面に白く浮き出た“ロウ”がその証拠。
前回はダークブラウンでしたが、今回はクラシックブラックをチョイス。手持ちの小物にブラックのアイテムが多いので、よく馴染む気がします。
使う前のひと手間。レザーを磨き上げる
今回も使用前に余分なロウを落とすことに。使っていけば2,3週間ほどで自然と落ちていくそうですが、僕はいちはやく革の美しい光沢がみたいので、事前に馬毛のブラシとクロスを使って落としてあげます。
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ロットによる違いだとは思いますが、2年前に比べかなりロウがしっかり残っています。これは磨きごたえがありそう。
この一手間も愛着の湧く、大切な時間。革の繊維に沿って優しく何度もこすっていくと少しずつ白いブルームがぽろぽろ剥がれていきます。
数分ブラッシングした後、クロスで磨き上げて完成。表面はまだしっとりとロウが残っており、光沢は抑えめですが、ここから使い込んでいくと、より一層光沢を放っていくことでしょう。
磨く前はみえなかった「KUNITACHI」の刻印がはっきりと見えるようになりました。控えめな感じが好きです。
PCスタンド「MOFT」と一緒に使う
最初は入れるに苦労するほど、MacBookの寸法ピッタリに仕上がっているスリーブ。ここから何度も出し入れしていくうちに革が伸び、馴染んでいくのが楽しみ。
ちなみに、僕は普段MacBookの底面に「MOFT」と呼ばれるモバイルPCスタンドを貼り付けて使用しているのですが、薄いのでケースとの干渉は心配いらなそう。
革の温もりでMacBookを包み込む
もちろん、このピカピカに輝く新品の状態も好きなのですが、ここから何度もMacBookを収納して持ち運び、使用中はラグとして使う。その繰り返しのなかで少しずつ表面が擦れて、鈍い光沢を放つようになっていく過程もたまらないものがあります。
決して派手ではないですが、無駄の一切なミニマルなデザインは主役であるMacBook本体をより一層輝かせてくれます。時々の手入れを怠らず、こちらも大切に育てていきたいと思います。
職人が作るレザースリーブ 13インチMacBook Pro用 – 国立商店
関連:約二年使用した経年変化の様子
12インチで使っていた同じ国立商店のレザースリーブ。約二年間ハードな使用に耐え、革は美しい輝きを放つようになりました。
MacBookの相棒。国立商店のレザースリーブ約2年間使っての経年変化